不動産投資を行うということは、投資用の不動産を購入することです。不動産を購入する場合、不動産会社から購入します。つまり不動産投資を行う場合は、付き合う不動産会社を選ぶことが第一歩となる訳ですが、どのような不動産会社を選べば良いでしょうか。日本には不動産会社が約12万社あると言われており、その数はコンビニの約2倍です。これだけたくさんの不動産会社の中から、どのようにして付き合う会社を選べば良いでしょうか。今回の記事では不動産会社の選び方について、詳しく解説をしていきます。

不動産投資は、不動産会社選びが重要! 

一口に不動産会社と言っても、実は様々な業態があるのが特徴です。一般的に不動産会社と言うと、住宅などの物件の売買や賃貸を行っている会社をイメージしますがそれだけではありません。自社で建築をしていたり、物件の管理を専門に行っているところもあります。つまり不動産業と言っても種類によって違いがあり、扱っている業務によって大きく次の3つに分別されます。

失敗事例3選

良い不動産会社を選ぶポイントを説明する前に、不動産会社選びを失敗した事例を紹介していきます。下記の事例は信頼出来ない不動産会社から物件を購入してしまった場合の、よくある失敗事例です。

  • 高い価格で買わされた

営業マンの言葉巧みな説明に惑わされてしまって、相場よりも高い価格で購入してしまうケースです。冷静に考えれば、相場をきちんと調べれば相場より高い価格で買うことなんて有り得ないと思ってしまいますが、このケースはとても多いです。そもそも不動産とは買い手側が情報弱者であることが多いことを理解しておきましょう。車やパソコンなど高い買い物は他にもありますが、不動産ほど相場がわかりづらく売る側の説明に依存している商品は他にはありません。自分としては相場を理解して購入しているつもりでも、高い価格で購入しているケースは決して少なくありません。

  • 高い利回りに騙された

投資用不動産を購入する際、多くの方が判断基準にしているのが「利回り」です。しかし販売の際に説明される利回りの多くが、「満室想定利回り」であることは認識しておきましょう。更にその「満室想定」の金額が正しいかどうかもしっかりと検証することが大切です。満室想定とは、現在空室がある部屋でも入居があったものとして算出している数値です。そして入居があった場合の賃料は、楽観的に試算している場合が多いです。不動産会社が説明する利回りを信じて購入したものの、実際にはもっと低い利回りにしかならないことも良くある事例を言えます。

  • 想定外の支出があった

販売する時の説明では収入の話ばかりをして、支出面の話をあまりしない不動産会社もいます。投資用不動産を保有するということは、物件を維持するための支出も必要になります。築年数の経過した物件の場合は、修繕費で大きな支出が必要になるケースは少なくありません。購入の際にそのような説明をきちんと受けていないまま購入をしてしまい、大きな支出が必要になってしまうケースもあります。

良い不動産会社を見極めるポイント3選

投資用不動産を購入する場合、上記のような失敗事例にならないよう、良い不動産会社を見極めることが重要です。信頼出来る良い不動産会社を見極めるには、下記のような点に注意すると良いでしょう。

  • リスクや悪い話もきちんとする

不動産投資を行うにあたってリターンの話だけでなくリスクの説明をしっかりと行ってくれる不動産会社は信頼出来ます。不動産投資には様々なリスクがあります。空室リスクや金利上昇リスク、大規模修繕の必要性や失敗事例などを事細かに説明してくれるかどうかは重要なポイントです。逆に「不動産投資は楽に稼げる」のような良いことしか言わない不動産会社には注意しましょう。

  • 口コミは評判が良く、リピーターが多い

口コミなどの周囲からの評価はとても参考になります。特に、リピーターの多さは不動産会社の満足度に直結していますから、不動産会社を見極める際には参考にしましょう。評判を参考にする際には、どのような業種からかの評判にも気を付ける必要があります。不動産会社同士だとお互い忖度している可能性もあるので、金融機関や税理士など公共性の高い機関からの信頼が厚いかどうかも重要なポイントです。

  • 流通だけでなく、開発や管理も行っている

自社で開発を行っている会社や、販売した後の管理まで行っている会社は比較的信頼出来る可能性が高いと言えます。何故なら、売ったらそれで終わり、ではないからです。自社開発の物件を取り扱っていたり、販売後の管理を行うということは、きちんと収益を上げていける物件である必要があります。そのため物件の販売も、長期間の収益を考えて行うことになり、いいかげんな物件を販売する訳にはいきません。一方で先ほど失敗事例で紹介したような事例の多くは、流通のみ行っている「売ればそれで終わり」と考えている会社に多いケースと言えます。

自分で見極めることが重要

これまで説明してきたように、不動産を購入する際には信頼出来る不動産会社を見極めることが重要です。不動産会社を見極める際には、その会社だけでなく担当営業マンが信頼できるかどうかも重要です。不動産業界は転職が多いので、これまでの経歴やどのような会社に勤務してきたかを聞くのも良いでしょう。評判の悪い不動産会社に在籍してきた過去はないか、などを聞くことで安心して取引することが出来ます。しかし何より大切なのは、自分自身が良い物件かどうかを判断できる目を持つことでしょう。長期間で収益を上げていける物件かどうかを判断できれば、悪い不動産会社や営業マンに騙されることもありません。とは言うものの、簡単に良い物件かどうかの判断が出来る訳ではありません。たくさん物件を比較したり、実際に不動産投資を行っている方の実体験を聞いたりしながら経験を積み重ねていく事が、不動産投資には重要なポイントと言えるでしょう。

まとめ

今回の記事では、不動産会社の選び方について説明してきました。不動産会社には様々な会社があり、大手だからと言って安易に信頼しないことが大切です。大手の不動産会社であっても採算が合わない物件を紹介することも珍しくはありません。上場しているような大手不動産会社であっても、営業マンの収入は歩合で決まることもありますから、成績を上げるためにリスクを隠して売ることを優先してしまう営業マンもいます。不動産投資を行う際には今回の記事で紹介したような失敗事例や、不動産会社や営業マンを見極めるポイントを参考にして、自分で納得の出来る不動産会社や信頼出来る営業マンと付き合うことが重要です。